【岐阜市|子育て研修会】場面緘黙症の理解と対応|当事者家族と学ぶ支援のポイント

講演・研修会

岐阜市で、場面緘黙症の理解と具体的な支援方法を当事者ご家族と支援者から学ぶ子育て研修会を開催しました。

12月20日(土)に岐阜駅直結のハートフルスクエアGにて、【〜当事者家族から学ぶpart4〜場面緘黙症への理解と対応 】を開催しました。

場面緘黙のお子さんの保護者、保健センターや子どもの福祉に関わる行政職員、保育士、心理士、精神保健福祉士とたくさんの立場の方が参加されました。

当事者家族から学ぶ「場面緘黙症への理解と対応」の特徴

当事者家族から学ぶシリーズの魅力は、なんといっても、相談場面には現れない当事者ご家族の葛藤や細やかな工夫です。

本日の研修会でも、相談につながるまでの経緯や葛藤、家族内での話し合い、取り組みを始めてからのお子さんの変化や大変さ、現状の生活など、貴重なお話が盛りだくさん。

担当していた支援者でさえも、研修会当日に「初めて聞きました(笑)」というエピソードもありました。

また、支援者からは、場面緘黙の対応における重要なポイントがいくつも紹介されました。

早期支援の重要性〜当事者ご家族と専門家からのメッセージ〜

本日の当事者ご家族の話のなかでも、支援機関や医師から「様子を見ましょう」や「治せる専門機関がありません」と言われたという話がありました。

場面緘黙に限った話ではありませんが、場面緘黙の子どもと保護者が早期に適切な支援につながることは、地域を問わず、子育て支援や保育・福祉・教育の現場にとって重要な課題です。

我々は、このような研修会を通して、「様子を見ましょう」や「いつか話せるようになります」ではなく、少しでも早く適切な支援が受けられる場面緘黙のお子さんが増えることを願っています。


本研修会は、NPO法人れおんが主催しました。

NPO法人れおんは、メンタルヘルス関連の悩みを抱えるクライエントや、不調者を抱えて困っている事業所、出産育児中の子育て世帯、不登校やひきこもり当事者、さらには、それらの問題に対して支援にあたる専門家に向けて、教育支援をおこなう専門機関です。岐阜市を拠点に、現在は名古屋・大阪・東京などで支援や講演活動も行っています。

市民向け講座、専門職向け研修、地域連携を通して、場面緘黙症を含む子どものメンタルヘルス支援に取り組んでいます。

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